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ニーチェ・・注目されたいのに注目されない理由は「観客がいない芝居」をそれぞれがやっているから




注目されたいのに注目されない理由

SNSで、有名じゃない人が「妊娠しました」「結婚しました」「離婚しました」と発表することがある。

時々、YAHOOニュースに掲載され、「この人は誰?」と思うことがある。

筆者はテレビを毎日たくさん見ているので、「名前も聞いたことが無い人」は有名人ではない。

筆者は、有名じゃない人が有名になろうとして行う「売名行為」を否定しない。

有名になりたいのだから「売名行為」をするのは当たり前であり、一生懸命やれば良い。

疑問なのは、SNS上で名前を売ろうとする手段が効果的なのかということである。

ニーチェのいう「観客がいない芝居」ということはないだろうか。

ここで、ニーチェの言葉を引用する。


自己顕示欲。
要するに「自分だけ目立ちたい」「自分だけは特別に注目されたい」という欲望。
パーティーに出てみると、これがよく見えてくる。

ある人はお喋りや豊富な話題で、
ある人は奇抜な服装で、
ある人は顔の広さで、
ある人は自分が孤立していることで、
それぞれ、自分だけ注目されようとしている。

しかし、彼らのこういう計算は間違っている。
自分こそ注目される役者であり、他のものは観客だと思っているからだ。
それぞれがそう思っていて、「観客がいない芝居」なのだ。
だから、結局は誰も注目されていないことになる。

人生においても、しばしば同じことが起きている。
ある人は権力で、
ある人は学歴で、
ある人は、同情を誘う哀れさを見せることで、
それぞれに目立とうとしている。

だが、注目されるという目的は果たされない。
なぜなら、他の人みんなが「自分の観客」だとそれぞれに思っているからだ。
【出典】「超訳 ニーチェの言葉」
※読みやすいように句読点や改行などを若干修正しております。


SNSでよく話題になるのは、ツイッターのフォロワー数である。

自分をフォローしてくれた人は、自分のツイートを今後も見てくれる可能性が高いということになる。

しかし、そのフォロワー達は自分だけを見ているのではなく、その他大勢の人をフォローしツイートを閲覧している。

ということは、元々有名じゃない人が「SNS上で活発に交流する努力」によって有名になるのは無理なのではないか。

有名タレントのフォロワー数が日本で第何位かということがテレビで話題になるが、元々有名だからフォロワー数が多いのであり、SNS上の努力でフォロワー数を増やしたわけではない。

「人の役に立つもの」「人を感動させるもの」「自分が初めて達成したこと」など、「人々が注目するもの」を披露してはじめて「注目される」「有名になる」ということになるのではないか。


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